鹿児島ウォッチャーは「鹿児島を深堀する」ネットメディアです

鹿児島ウォッチャーは「鹿児島を深堀する」ネットメディアです

  1. HOME
  2. レポート
  3. 経営講座7.稲盛経営の価値観

特集記事 稲盛経営

経営講座7.稲盛経営の価値観

2016.6.8
執筆者:菅井 憲郎(スガイノリオ)

【質問8】 

稲盛経営は、四つの価値観を基盤としているといわれていますが、その内容について、説明してください。

 

【回答】

稲盛経営では、次のような「幸福、仕事、人生、企業に関する4つの価値観」を基盤としています。稲盛経営を実践するためには、この価値観を経営者と社員が共有することが大事です。

 

1.稲盛経営の「幸福感」

 仲間とともに困難に挑戦し、克服することが最高の幸福をもたらします。このことは、簡単なようで、難しいことです。多くの人は、困難に挑戦して失敗することを恐れて、現状に満足したがります。

 

2.稲盛経営の「仕事観」

 欧米では、仕事は苦であり、労働は価値の提供であるとし、その代償として賃金が支払われると考えられています。

 しかし、稲盛経営では、働くことによって、世のため、人のために、自分が持っている価値や努力を提供し、社会に貢献することになると考えます。

 稲盛氏は、「働くことに自分の生きがいを見つけ、お金をもらうだけでなく、充実感を味わえて、満足し、それが自分自身の成長につながることになる」と言います。例えば、災害時のボランティア活動は、何を求めて彼らは活動するのでしょうか。それは、働くことによって人のために役立つことです。

 

3.稲盛経営の「人生観」

 人生とは、理想に向かって精進するものであり、様々な試練に遭遇しながら、それを克服し、魂を磨き続けることです。

 時に道を外れることがあれば、それを反省し、さらに努力することです。

 

4.稲盛経営の「企業観」

 企業の役割は、経営資源を有効に活用して、社会に幸福をもたらすことであり、そのために、利他の心と自制心を以って、正しさを追求する社格をもたなければなりません。

 また、会社は、社員の人間性や人格を高める道場となることが求められます。

 これが、会社の存在意義ですし、そのような企業にならなければならないということです。

菅井 憲郎(スガイノリオ)

菅井 憲郎(スガイノリオ)

慶応義塾大(経済)卒。
警察庁、外務省、兵庫県、茨城県に勤務後、鹿児島県庁で青少年育成、消費者保護、国際交流、高齢者福祉、職員研修、産業振興(商工業、林業、水産業)、ウォーターフロント開発等を担当。その後、鹿児島総合研究所専務取締役、鹿児島国際大学大学院教授、鹿児島県立短期大学講師等に勤務する傍ら、運輸事業(バス、船舶等)の経営にも携わる。
著書に「自治体の国際化政策」、「ムラからの国際交流」、「虹色の鹿児島を描く」など。政策研究・論文及び講演等多数。

記事の評価、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。

会員の方

パスワードをお忘れの方、
再設定を希望する方はこちら

会員以外の方

鹿児島ウォッチャーは無料会員制です。
会員登録をされる方はこちらから

お申込み
『稲盛経営』実践の手引き
稲盛経営
「ウォッチ!県議会 県議会って何だ」

このバナーはタグで設置しています

ページの先頭へ