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コラム イヌの小耳

どこに行く 義捐金?

2016.5.25
執筆者:犬太郎

「熊本の地震は、長引くネ」

『あれから一か月以上もたつけど、まだ、余震があるネ』

<そう。なんだか、鹿児島の方に近づいてきているような気がするけど>

【でも、気象庁は、南薩の方の地震は、熊本地震とは関係ないって言ってるヨ】

<そうはいっても、心配だヨ>

 

「ところでサ、周りの人が、個人や職場なんかで、ボランティア活動をしに、被災地に行ってるヨ」

【ボランティアと言えば、最初、熊本市だったか、益城町だったか、『来てくれるな』というようなことを言ってたよネ】

「善意の支援を断るって、おかしいンじゃないかな」

<いや、その気持ち、わかるヨ>

「どうして?折角、役に立とうと思っているのに」

<でもね、実際、受け入れる側は、宿泊所の用意とか、食事やトイレなども心配しなきゃいけないンだから、大変らしいヨ】

【だけど、そんなこと言われたから、現地に行くのを躊躇した人もいるヨ】

「行っても、宿がなかったって」

『だから、鹿児島に泊まって、新幹線で熊本まで通った人もいるヨ』

「支援物資を車に積んで持って行った人の話を聞くと、現地の被害は、すごかったようだヨ」

『すごいってネ』

【道路は亀裂があったり、うねっていたり】

『それに、建物なんかのガレキが散乱してルらしい』

「それで、車が通れなかったらしい」

 

【だけど、今になると、ボランティアが足りないっていうよネ】

「はじめは、地元だけで十分だから、来てくれるなと言いながら、今になってきてほしいというのは、どういうことかな?】

『最初に県外からのボランティアを断ったというのがつまずきのもとだね』

<でも、現地からすれば、災害の直後にたくさんの人が押し寄せてこられても、整理できなくなるじゃない>

「そうだけど、それならば、『受け入れ態勢ができるまでの間だけ、ちょっと待って下さい』って言えばよかったンじゃない」

『そうだよネ』

「いずれ、災害復旧のためには、人手が必要だよね」

【そういう見通しができなかったのかな?】

【そういうことは、平常時に考えておくことが必要なんだけどね】

『どうも、熊本の場合は、阪神や東北のときを生かしていないンだネ」

 

【こういう災害時は、指揮系統が混乱するから、平時に、対策の仕方をよく考えて、準備しておかないとネ】

『しかも、おおざっぱじゃなくて、細かくネ』

「いちいち、上司に聞かないでも、現場で即断できるようにしておくことが大事だヨ」

【そう。それに、避難経路とか、避難場所の安全性や生活環境なんかが被災することも考えておかないと】

「支援のための物資の配分や運搬についても、誰が、いつ、なにを、どこにというようにネ」

『面倒くさいけど、そこまで、準備しておかないと、今度の熊本のようになるンダ』

「救援物資が集まっても、配れなくなるよネ」

【そうだよ。政府はプッシュ型の救援っていうけど、現場を無視しているから、ボトルネックができるンだヨ】

【それで、菓子パンとかカップラーメンなんかが、集積場に余っているらしいヨ】

「受け手のことを考えないとネ」

【それに、受け手の方も、受け取る体制をすぐに整えないとね】

 

「それにしても,未だに壊れた家の片付けができなくて、避難所で寝泊まりしている人が多いンだって」

「被災者からすれば、そこンところ、早くしてくれっていうことだよネ」

「そうなんだ。ボランティアについても、受け入れ体制ができてないから、来てくれるなというのは、行政が被災者のことを考えていないよネ」

「そこだよ。いかにも行政的な発想だネ」

 

『前にも言ったけど、普段の備えが大事だね』

<ところで、支援に行った人たちは、現地で、どんな活動してるのかな>

「行った人の話を聞くと、受付があって、そこに行くと、その日の仕事が割り当てられるンだ」

【それに、建物の修理なんかは、専門の職人さんが、職場ぐるみで来てるらしいヨ】

「ガスや水道とかもネ」

<同業者同士でやり取りして、支援をしているンじゃないかな>

『そういうことは、行政よりも、民間がしっかりしてるネ』

「頼もしい感じがする」

 

【ボランティアは、どんなとこで寝泊まりしてるのかな】

『宿がないらしいから、自分たちが乗ってきた車の中とか、被災者が避難している公民館や体育館なんかの隅だって」

 

「ところで、自分も何か、役に立ちたいと考えるンだけど」

【そう。僕も、そう思うヨ。でも、何しろ年だからね。力仕事ができるわけでもないし】

『役立つ特技を持っているわけでもないし』

「そうなんだ。それって、邪魔になるだけだろうからネ」

 

【ボランティアのために、現地に行けない人は、せめて募金で支援しようと考えるよネ】

「その募金なんだけど。街のあちこちに募金箱が置いてあるネ>

『ショッピングセンターに買い物に行けば、レジに箱がある』

「レストランでも」

『小さなお店にも、手作りの募金箱があるヨ』

「お釣りをもらう時に、その箱に入れようかなと思うンだけど」

『入れにくいよネ』

 

<どうして。素直に入れればいいのに>

「そうだよネ。でも、あちこちに置いてある募金箱を見ると、この集まったお金がどこに行くのかと、疑問におもうヨ」

『何か、前にそういう人の善意を自分のポケットに入れるなンて言う事件があったからネ』

【そういえば、どこかの町の社会福祉協議会の職員が、協議会のお金を横領したっていう事件もあったじゃない】

「だから、紙で作った、小さな募金箱を見ると心配になる」

 

「テレビなンかでも、『自分のところに送れ』って言ってるけど、被災地に届くのかな?」

【送ったお金が、被災者のために役立ってルのかな?」

<間違いなく、行政とか福祉協議会にわたって、被災者の配られていると思うヨ>

【でも、不安というか、不信なンだよネ】

「テレビ局も、自分のところに送れじゃなくて、現地の募金の受付窓口を教えてくれればいいのに」

『こういう時の支援金の集め方を、誰でも、テンデンに募金活動をするンじゃなくて、どこかが取りまとめる方法を作っておくと、支援しやすいンだけどネ』

「そう。それに、後でいいから、せめて、集まった金額とか使われた内容なんかを、報告書のようなもので発表してくれればいいのにネ」

 

この日の会話は、こんな状況だったけど、結局は、信用するしかないのかなと思う。

犬太郎

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