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コラム イヌの小耳

日本外交の敗北

2015.10.1
執筆者:犬太郎

この前、中国であった抗日戦勝記念イベントに国連の潘基文事務総長が出席した。

あの事務総長は、前から韓国寄りだと思っていたけど、中立であるべきの国連の最高責任者が反日イベントに参加したことに、イヌの吾輩としても面白くない。

それに、これは、日本外交の敗北だと言われている。

このことについて、この喫茶店でも話題になったので紹介する。

 

「この前の中国の反日イベントに国連の事務総長が出席したネ」

『潘総長が反日イベントに出席したことに対して、政府は抗議したンだよネ』

<したんだけどね>

「その抗議の仕方が問題なンだ」

『はじめは、天安門事件があった現場でおこなわれる軍事パレードに出席するのは、おかしいと言っていた』

<何だい、その理由は?>

<幼稚な論理だね>

「誰が考えた理屈かな?」

【そう。だから、無視されたね】

 

「そこで、次に、中立性の違反を理由にした」

『中国の反日イベントに出席するというのは、中立とは言えないからね』

<その国連の「中立」だけど、「ニュートラル」と言うことでしょう?違うの?>

【違うンだね。国連は、「中立」じゃなくて、「公平」なんだ】

「その中立と公平の違いはな~に?」

【中立というのは、どちらの立場にも立たないという意味だけど、公平と言うのは、『インパーシャル』といって、どちらにも立つという意味だ】

<どういうこと>

「つまり、どちらでも偏らないと言うこと?」

【そう、逆に言えば、国連は、日中のどちらにも立つと言うンだ。それが世界の常識らしいよ】

 

「そんなことは外務省は知っているはずだよね」

【そう。外務省が知っていて、官邸が知らないということかもしれないよ】

「大体、出席が決まってから言っても、拒否されるだけだよ。覆ることは難しいよね」

<つまり、中国の抗日イベントが計画されたときに、これは、反日イベントだということを国際社会にアピールすべきだった>

『中国ッていう国は、戦後70年も経っているのに反日を掲げたイベントをするとはね!』

「国内政局のため、習近平の国内向けパフォーマンスさ」

<どういうこと?>

「国内政治が不安定な時に、国外に敵を作ることが、政治の基本だヨ」

<目くらまし戦術かな?>

「それを中国が使っているということを国際社会の中でアピールすることが必要だヨ」

『ロビー活動が足りなかったンじゃないかと言われているヨ』

 

「それにしても、あの人は、実に韓国一辺倒だよね」

『いや、反日なんだ』

<事務総長と言う立場の人が反日だというなら、そのことに抗議しないと>

「日本は、国連に多額の運営資金を拠出しているよね」

『こんな事務総長がトップにいる国連には、拠出しないといったらどうなるかな』

「そう、言葉だけの抗議じゃなくて、そのくらい強い態度を示さないと」

【いずれにしても、事前の根回し不足だったことが、日本外交の敗北の原因になった】

 

「日本外交の失敗と言えば、北朝鮮にも、拉致問題では翻弄されているし」

『まだあるヨ』

<なあに>

「今度の岸田外相のロシア訪問だ」

『会談後の記者会見の席で、岸田外相は、ロシアの外相に軽くあしらわれた』

<何があったの?>

「岸田外相が、領土問題について話し合ったと言ったのに、そのあとのロシアの外相は、領土問題については話題にもならなかったと言った」

『いかにも、馬鹿にされたという感じだった』

「わざわざ、プーチン大統領の訪日の打ち合わせに行ったのに、ロシアの対応は、失礼だよね」

【失礼かもしれないけど、それが外交じゃないかな】

<どういうこと?>

【この夏に、ロシアの首相や閣僚が、相次いで北方領土を訪問して、開発を進めると言ったじゃない。あの時点で、ロシアは強いメッセージを出した】

「そう、北方領土問題は簡単じゃないということをネ」

<それだけじゃないの?>

『まだあるよ。その記者会見で、日本が安保法制を改正したことは問題だと言ったのサ』

「安保法制の改正で、日本はアメリカ寄りの立場を明確にしたことに不快感を示したンだ」

 

【安保法制の改正は、日本としては、アメリカに味方するンじゃなくて、中国の侵略を抑止しようとしているんだよネ】

『いや、ロシアの外相は、集団的自衛権を行使して、中東なんかでもアメリカに協力して武力行使するンじゃないかと言うことだヨ』

「今のロシアは、イランやウクライナ問題で、アメリカと対峙しているからネ」

【岸田外相と言うか、日本の外務省は、それを深く考えないで、のこのこ出かけて行ったということサ】

「それで、領土を返してくださいと言ったってネ」

【そうだよ。例えば、経済援助を手土産にしたって、ロシアからすれば、何を言っているのかと言うことだよネ】

【日本としては、中国との関係で、ロシアをひきつけておきたかったということだろうけどネ】

『そのためには、プーチン大統領の訪日を実現したかったのサ』

【でも、おそらく、中国はそのことに関して、事前にロシアと話をしているよネ】

「放って置かないよだろうね」

【日本の外交は、中国の動きを見ていないンだろうか?】

<そんなこと、外交の専門家が分からないのかな>

 

【日本の外務省が、国際情勢に疎いことは、前にもあったヨ】

「ポンド・ショックとか、ニクソンの頭越しの外交のとき」

【それに、オイル・ショックのときも情報を取り損なっているヨ】

 

<最近では、世界遺産の国際会議の席で、韓国から反対意見を出されたよネ>

【事前に岸田外相と韓国外相が、お互い遺産登録に賛成することを合意していたのにネ】

『北朝鮮にだって、明らかに騙されている』

「外務省は、交渉相手の言葉を自分の都合のいいようにとる体質があるネ」

『相手が、どのような利害を求めて、どのように交渉しているかが読めていないンだ』

「裏を読まないで、表面だけで、外交交渉するからだ」

【外務省だけでなくて、日本人がそういう民族なのかも】

<どういうこと?>

【だって。サッカーなんかでも、日本選手は、自分がボールを持っていると、自分のものだから、誰も手出しはしないものだと思ってか、ノンビリと動いているよ。その脇から、韓国の選手が横取りして行くじゃない】

 

「まったく、彼らには油断も隙もない」

【外交と言うのは、そういう、油断できないゲームなんだよネ】

「韓国の選手は、反則を承知で、ラフプレイもするヨ」

「反則なんて言ったって、あとの祭りさ」

「外交といえば、中国や韓国との関係や北朝鮮との関係があるし」

【TPPや環境問題も大事だよ】

 

今、日本には、いろいろな外交問題を抱えているけど、うまくやってくれて、国益を損なわないように、しっかりしてもらいたいというのが、今日の結論のようだった。

 

「追伸」 最近のニュースで、潘事務総長が国連の会議で、韓国の朴大統領を特別扱いしたことに、批判が出ているらしい。聞くところによると、潘氏は、韓国の次期大統領になりたくて、朴氏から後継指名を受けたいらしい。

朴氏厚遇の裏には、そンな思惑があるというのだが、それで、中国の反日イベントにも出席したんだね。一人の政治家の野心で、国連が運営されるというのは、いかがなものだろうか?

人間世界、いやだね!

犬太郎

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