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ウォーターフロントの怪

2015.3.30
執筆者:街のご意見番

 この前、本港区のウォーターフロント開発について書かれていたが、この地区は、県が体育館をつくることで問題になった所である。

 この体育館の建設用地をめぐって、県とMBCが絡んでいるというが、怪しい話が二つ、三つある。

 一つは、県は、最初の建設場所を鴨池のMBC用地を考えて、交渉したらしい。その時、MBCは、金銭ではなく、代替地を要求した。それがウォータフロント地区。県は拒否したが、MBCも、自社用地の売却を拒否した。おそらく、MBCとしては、売却すれば税金が掛るからであろう。

 そこで、県は、体育館を、MBCが欲しがったウォーターフロント地区に造るということになったらしい。その後、マスコミは報道していないが、この両者のやり取りに何があったのだろうか。

 もう一つの怪しい話。と言うのは、そのウォーターフロントには、ドルフィンポートがあるが、それが大赤字を抱えている。それを、県が体育館の建設を名目にして、補填しようというものだ。

 そもそも、ウォーターフロントにドルフィンポートができること自体に、怪しい話があった。

 本港区のウォーターフロント地区は、鹿児島県と鹿児島市、それに商工会議所で構成する協議会が主体となって、開発された。しかし、経済情勢が悪いということで、開発事業者の募集がストップされていた。それが、知事が代わった途端、開発希望者が募集された。応募者は県内外の5,6のグループであった。これをみて県は、これまた突然、県内の応募者に限ることにした。なぜ、突然かというかと言うと、このような条件は、募集の最初から決めておくことが必要だから。それを、応募させておいた後で、強引に県内の2グループだけにした。

 もともと、この地区の利用者の選考は、学識経験者などの第三者を入れた審査会で行うことに決まっていた。しかし、このようなルールを無視して、県外グループを外したうえに、県内の2グループの選考を商工会議所に丸投げした。

 会議所が選考したのは、今のドルフィンポートのグループだった。このグループには、当時の会議所の会頭や副会頭などの会社が入っていた。つまり、会議所の会頭たちは、自分のグループに決めたということである。応募者が含まれている会議所に、選考を丸投げした県や市の方も問題。初めからそのグループにさせることで決まっていたのではないかとの疑念がある。つまり、当時の知事と市長も、そのグループとの関連性が疑われているのである。

 さらに、怪しさは、県が、体育館の用地として県有地を返してもらうのに、ドルフィンポート事業者に対して、保証金を支払うことにある。この施設は大赤字続きと聞いているが、それが本当だとすると、赤字を出している事業者に対して、体育館を建設するという名目で、これまで累積した赤字を県民の税金で補てんすることになる。

 

 そもそも、県庁には、県が持っている予算は県民のものだという意識がないのではないか。その例が上海路線維持のために県職員を上海旅行させたことがある。このとき、県民の批判を受けて、知事は、県職員の旅費はもともと職員の給料を削減したものだと言った。つまり、職員の給料を旅行費用に充てたというから問題ないという。ならば、職員に所得税がかからない形で給料を支給したことになる。

 大体、その人件費は、県民の税金であって、県職員のものではない。それを、あたかも職員の既得権のように言うのは、とんでもない勘違いである。これこそ、県の予算を私物化していることになる。このような感覚で県有地を使ったり、体育館を建てたりすることは、県民の負担が増えることになりかねない。

 あな、怖ろしや!

街のご意見番

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