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大河ドラマ「西郷さん」 ―― 心配と期待がある ――

2017.5.15
執筆者:菅井 憲郎(スガイノリオ)

 

 来年のNHKの大河ドラマが、西郷さんということで、鹿児島県内では、観光業界をはじめとして、経済効果を期待している向きが多い。

 

 そこで、NHKに注文したいことがある。

 その一つは、まじめな歴史ドラマにして欲しいことである。

 もう一つは、俳優の演技が誇張し過ぎないようにしてもらいたいということである。

 

 というのは、最近の大河ドラマはホームドラマ化されて、

「この時代にこんなことがあるのかな?」 とか、

「こんな人がいたのかな?」 と思うことが多いからである。

 

 また、歴史ものなのに、現代的な仕草とか会話が多くて、内容が軽くなっている。

 どこまでが史実なのかが分からないからである。時代考証をしっかりしてもらい、忠実に再現してもらいたいのだ。

 

 所詮は、日曜日の茶の間向けのドラマだから、目くじらを立てることはないのかも知れない。

 しかし、鹿児島にとって、明治維新は、極めて大事な歴史である。

 西郷さんは、それ以上に大切な存在である。

 

 鹿児島県民としては、脚色が過ぎて、西郷さんが、あんまり軽い人物に演出されたり、維新の歴史的意味がどこかに飛んで行ってしまうのではないかと心配する。

 大河ドラマの初期は忠臣蔵や織田信長などにしても、歴史ドラマとしての重み、深みがあった。

 今度ばかりは、大河ドラマの初心に帰り、視聴率よりも史実を大事にし、現代風過ぎた演出を控えてもらいたいのである。

 

菅井 憲郎(スガイノリオ)

菅井 憲郎(スガイノリオ)

慶応義塾大(経済)卒。
警察庁、外務省、兵庫県、茨城県に勤務後、鹿児島県庁で青少年育成、消費者保護、国際交流、高齢者福祉、職員研修、産業振興(商工業、林業、水産業)、ウォーターフロント開発等を担当。その後、鹿児島総合研究所専務取締役、鹿児島国際大学大学院教授、鹿児島県立短期大学講師等に勤務する傍ら、運輸事業(バス、船舶等)の経営にも携わる。
著書に「自治体の国際化政策」、「ムラからの国際交流」、「虹色の鹿児島を描く」など。政策研究・論文及び講演等多数。

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