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コラム特集記事 稲盛経営

経営講座11 三井家の家訓【宋竺遺書】

2016.9.2
執筆者:菅井 憲郎(スガイノリオ)

 

 1722年に三井家の創始者「三井高利」の遺書を長男「三井高平(宗竺)。1653年生まれ」が、商家の体験を踏まえて、新しい形にして著し、徹底を図ったものです。

 三井家の憲法として、180年にわたって尊重遵守されています。

 

1.相手の気持ちを斟酌せよ。

 上に立つものは下を恵み、下にいる者は上を敬わなければならない。

 人はそれぞれ心があるものだ。だから相手の心を汲んだうえで、自分が何をすべきかよく考えて事を運べばうまくいく。逆に自分中心になり、相手の気持ちを斟酌しなければ、家の外ではうまくいっても、家内に不和が起きる。

 奢りの気持ちが起きれば稼業が疎かになる。

 

2.使用人の良し悪しは、主人の心がけ次第である。

 小人は商売に対する普段の心がけが薄く、油断していると他より商売が奪われる。

 商人にとって大切なことは、手代の才能を見立てることである。手代のわずかな過失を取り上げて、大きな利益を失うようなことがあってはならぬ。

 使用人が良いも悪いも店主たる者の心がけ次第である。

 

 家業に通じていないものは、その手代の働きに気が付かない。

 商売は弓の的のようなものである。準備万端整えて掛れば、当たらぬということはないものだ。

 

 誠実さを以って人を使えば、人は誠実さを持って応えてくれる。

 

 結局、大切なのは、チームワークである。企業としての集団パワーである。

 

3.主人の諫め役、戒め役たれ。

 人間は年を取ると、頑固で融通が利かなくなりがちであるから、元締めの役職も、55,6歳を定年にすべきである。

 

次回(12)は、稲盛経営で実践すべき内容を要約した「柱」を解説します。

菅井 憲郎(スガイノリオ)

菅井 憲郎(スガイノリオ)

慶応義塾大(経済)卒。
警察庁、外務省、兵庫県、茨城県に勤務後、鹿児島県庁で青少年育成、消費者保護、国際交流、高齢者福祉、職員研修、産業振興(商工業、林業、水産業)、ウォーターフロント開発等を担当。その後、鹿児島総合研究所専務取締役、鹿児島国際大学大学院教授、鹿児島県立短期大学講師等に勤務する傍ら、運輸事業(バス、船舶等)の経営にも携わる。
著書に「自治体の国際化政策」、「ムラからの国際交流」、「虹色の鹿児島を描く」など。政策研究・論文及び講演等多数。

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